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屋上緑化と屋上庭園 (2009年7月15日)
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カテゴリー: 建築
エリア: 渋谷・代官山・恵比寿
タグ: 環境と都市生活,恵比寿,2009年7月UPコンテンツ

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今東京の建築で最も話題なことの一つに屋上緑化というものがある。屋上緑化とは建物の上に庭園を造ることだがこれはそう簡単なことではない。

というのも、当たり前のことであるが、多くのビルの屋上がそもそも緑化することを前提に作られていないからさまざまな問題、例えば、土壌の重みによる躯体への影響などがあるからだ。

しかしながら、照返しの減少によるヒートアイランド現象の防止や気球温暖化防止のためのCo2吸収など、屋上緑化はさまざまな観点から注目を浴びる取り組みであるのも事実。

また、それだけでなく、庭園を提供することによる商業施設の集客力アップなども見込めることから、昨今商業施設における屋上緑化はブームといえるほどとなっている。

今回のインディケ!テーマは屋上緑化と屋上庭園である。

■ 屋上庭園をもった商業施設が続々誕生
最近、新築 or リニューアルした商業店舗には続々屋上庭園ができている。玉川高島屋、新宿マルイ本館、伊勢丹新宿、六本木ヒルズケヤキ坂コンプレックスなどなど、あげればきりがない。

玉川高島屋などは、伝統的な商業施設の定番「遊具と小動物販売」というフォーマットを捨てて、屋上庭園をつくったことからも、屋上庭園は、すでに商業施設の屋上の新定番ともいえる。

■ 屋上緑化は簡単ではない
屋上緑化を行うのは簡単ではない。屋上緑化を行うために、「表土、軽量土壌、防根シート、防水シート」というサンドイッチ式の人工土壌を作る。建築的に一番問題になるのが、土壌の重みである。

土壌を厚くすると保水性、保肥性などの観点で本当の土壌に近くなるわけであるが、土は重いため、通常の屋上に厚い土壌層をを構築するのは不可能である。

特に屋上という高い場所にあるために地震などの耐震性の問題が出やすい(重量の重いものを屋上に乗せることで地震時の建物の倒壊を招きかねない)。

現時点では、屋上庭園を前提の建物を作るというよりも、後からリニューアル時に建設されることが多く、建物の設計時に屋上庭園分の重量が計算されていないことが、問題の根幹でもある。

そこで発展してきたのが、軽量土壌である。軽量土壌は簡単にいえば、一般的な土よりも軽い土であり、良質の軽量土壌の発展は、屋上緑化に大きなインパクトを与えた。

この土壌の重さの問題はもともと屋上緑化を想定していた建物に関しては、若干アプローチが異なる。

六本木ヒルズケアキ坂コンプレックスなどは、屋上庭園を前提として建設されたため、軽量土壌を使わずに、通常土壌を使い、水田を実現している。そして、そのために屋上庭園用を建物から浮かす形での耐震装置の設置や、建物の構造の強化を行っている。今度は建設費の問題が発生する。

いずれにしても、屋上庭園の建築的な難しさが感じられる。

■ 屋上農地が次にくるフォーマット?
六本木ヒルズケアキ坂コンプレックスの「屋上水田」に引き続き、都内では、恵比寿の駅ビル「アトレ」の屋上庭園のなかに、貸し菜園が登場することとなった。

環境効果だけでなく、食糧問題を解決する可能性もある屋上水田/菜園。今後、注目がより集まるのではないか。

いずれにしても屋上緑化は、今回紹介した商業施設だけでなくマンションなどの居住施設でも新しい目玉となるポテンシャルを持っている。今後も継続してインディケ!したい。

■ アクセス情報
ebisu green garden(屋上庭園) in アトレ恵比寿 -> 場所情報はコチラ
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